雲南公演『凜然グッドバイ』音響編

今日のお稽古はスタッフさんたちが来てくれました。
大阪でのゲストだった橋本くんも代役のお稽古に参加してくださいましたー!
あ、あ、あ、ありがたいでございます。

今日の通しは音響の金子さんが本番のように音を入れてくださいました。
『凜然グッドバイ』はいろんな音が聞こえてきます。
でも普通に聞こえてくる音とは、ちょっと違うのであります。
金子さんが初めに言うてくれはった言葉がとても印象的で。

「彼女ら(登場人物たち)が聞きたい音が聞こえてくる感じ」

センやデモの、脳内に聞こえている音が、こちらの耳にも届くような。
だからいつも普通に聞こえてくる音とは、違うのです。
そんで、外からの音の刺激で彼女たちが反応する、
というよりかは、
彼女たちが動くから音が聞こえ始める、という感じがするのでございます。
どうやって音を操っているんだろうと大阪の本番からずっと不思議であります。
俳優たちが意識するその一瞬手前くらいを捉えているような。
第六感、なのでしょうかっ!?

彼女たちの呼吸と同じように、音も呼吸しているようであります。
キッカケ、という考え方が一切存在しないようであります。
というか、どこで音が入るかという話をしておりません。
俳優が繊細に変化すれば、音もそれによって変化するのであります。
音が変化するから、俳優もそれによって変化する場合もあります。
生きているのだなぁと、思うのです。

聞こえてくるノイズが、ノイズではなくて、
誰かの体の中を流れる血流のようにも、
聞こえてくるのであります。

ほんの少しの音が、その場をとても複雑に、重厚にする魔法のようです。
音は見えない。
でもそこに在る。
在る。



雲南公演 『凜然グッドバイ』

日時 2017年6月10日(土) 14時/18時

場所 雲南市木次経済文化会館 チェリヴァホール

699-1311 島根県雲南市木次町里方55雲南市木次経済文化会館チェリヴァホール

一般前売り予約フォーム カルテットオンライン 
6月1日〜前売り2800
 
当日3000円/高校生以下前売り当日ともに500

出演

出口弥生

ののあざみ

西藤将人(劇団ハタチ族)

作・演出/樋口ミユ

振付/原和代

舞台監督/河村都(CQ)

音響/金子進一。(T&Crew

照明プラン/皿袋誠路(PAC West)オペレーション/山口星(NEXT lighting

舞台美術/柴田隆弘

衣裳/植田昇明(kasane

制作/尾崎商店

チラシデザイン/岸本昌也

※受付開始、開場は上演の30分前。
※未就学児童のご入場はご相談ください。

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