ののあざみ

ののあざみさんです。
Plant Mにたくさん出演してくれております。
劇団のころから一緒に創作をしておりますが、
たぶん、ののさんもワタクシも、たくさん変化いたしました。
というか。
変化という言葉が的確かどうか。
変わって化ける、と書きますが。
うーん、そうではない感じがいたします。

はい。で、よくよく考えると、
根っこが現れた、と言ったほうが合っているかもしれません。
時間をかけて、本来に戻った、と言いましょうか。

どこで聞いたのか忘れましたが、
仏像を彫る人が、こういう仏像を創ろうと、象ってノミを動かすわけではなくて、
木の中に埋まっている仏像を取り出しているだけだ、
とおっしゃることがあるという。

それだな、と思うのです。
10代とか20代とか、自分がどんな人間なのか、一所懸命ノミをふるって形を整えてようとやっきになるのでございますが、どうもしっくりこない。
イメージとしての自分像と、本来のものが、なんだか合ってないように思えて居心地が悪い。でも、削る削る削る。

そうすると、もともと埋まっているものがチラリと見えたりした。
あー、そう。
もともと、コレが埋まっていたのね……

という本来を発見したような感じでございます。
まったく抽象的で申し訳ございません。

シンプルに言いますと、

「ひろたん、気強いな」
「ええ! わたしほど気弱い人間おらんで。めっちゃ気使うやで」
「うん、知ってる。でも気強いな」
「ええ! わたしほど気弱い人間おらんで。めっちゃ気使うやで」
「ひろたん、気強いな」

これを延々と繰り返す会話が最近多くなりました。

実は、
自分、不器用っすから。
という硬派高倉さまのような人でございます。

自分が立てる軸をはっきりさせる。
させないと、逆に立てないから死んでも嘘っこ軸は作らない。

自分、不器用すっから。


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