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2015年6月30日火曜日

足の親指の爪、剥がれる。

爪って剥がれることがあるんだなぁと吹き出る血を見て思いましてよ。
うっかり自分の左の踵で、右の足の親指をひっかけましてよ。
パキャっという音とともに血が吹き出ました。
痛かったような、それほど痛くなかったような。
それよりも、

へぇ、爪って、こんなふうに剥がれるのかぁと見てしまいました。
とりあえずガーゼをキツク巻いて一晩を過ごし、
そのかわりに次の日に病院の診察の際には悲鳴をあげましてよ。
爪をくいくい動かされて、

のぉぉぉぉぉぉぉ!
あがぁぁぁぁぁぁ!
あぎゃぁぁぁぁぁ!

先生もヒクくらいの絶叫っぷりでございました。
とりあえず様子を見るとのことで、
痛みがひどくなったらもう一度爪を剥がして治療をするという。

「出来ればしたくないんですよ。かなり痛いから」

先生、脅さないで。
痛みがなければそのうち完治するという。
どうか痛くなりませんように。

爪が剥がれた瞬間は何も思わなかったのに、
なぜか、時間が経ってから自分の脳内で剥がれた瞬間シーンを再生すると、
おぞぞぞぞっと寒気がします。
目の前の親指には寒気はしないのに、脳内親指には寒気を感じる。
不思議なものだ。

さてー!
6月末日が「君ヲ泣ク」の先行予約締切でございます。
ぞくぞくのお申込み!
ありがとうございます!!


2015年6月29日月曜日

全ての公演が無事に終了いたしましたー!

全ての公演が無事に終了いたしました!
観に来てくださったみなさま、
お手伝いしてくださったみなさま、
松山、一関、大阪、東京、全ての地域で支えてくださったみなさまー、
本当にありがとうございました。
大変、長ごうございました。

これだけ長いと誰か負傷するかも、と思っておりましたが怪我もなく。
あ、東京公演で戯れにワタクシと琢さんでお相撲をとり、
激戦の末、ワタクシが勝ったときに出来た名誉の負傷くらいでしょうか。
力では負けるので、技で、技で、と思っておりましたら、
琢さんが手をついちゃって、こぼれ勝利でございますわね。


松山マハズレ。

一関マハズレ。

 大阪マハズレ。

王子マハズレ。

同じマハズレでも、場所が違えば変化いたします。
だけど根幹は揺るがずに。
ちょっとした奇跡の稽古場でございました。
誰も自分の表現を曲げずに、4人がこれだと思うものを積み上げて出来た作品でございます。
愛してるぜ、チームマハズレ。
ワタクシにとっては、作品創りが全て。

2015年6月28日日曜日

明日が大千秋楽でございますー!

明日で、ながーい旅が終わりますー!!
長いのですが、短かったような気もします。毎日気を失うように眠りに落ちる数日間でございました。
さあー、明日もはりきっていきましょー!
 
がんばってー、と大阪からもエールが!
 

2015年6月26日金曜日

まだ終わっていないけれども東京パンフレット座談会

いつもならその地域の公演が終わったあとで、パンフレットの座談会をUPしていたのですが、
今回は終わる前にUPいたしますー!


東京公演に向けて

樋口 桜井くんが今日は(座談会に)いなくて淋しいですが、最後の東京公演に向けて。

佐々木 東京公演中に(戯曲の)プロット書いたり、書き進めないとな、って思ってる。

黒田、樋口 おお!

黒田 忘れてたわ。

佐々木 毎回、毎回、真史が言うから、今回はこっちから先に言おうと思って。

樋口 千秋楽で、「台本出来ました!」とか言われたらテンションあがるね。

黒田 打ち上げが楽しいね。

樋口 みんなで回し読みとかしてね。

佐々木 怖いわ! 渋川くんあたりが、「これ書き直しだと思います」とか言いそう(笑)大阪はね、白い空間っていうのが初めてでしたね。王子も白いけど。

樋口 大阪のcan tutkuは、冷酷な場所やったな。

黒田 そんな風には感じなかったんだけど!?

佐々木 あったかい感じしたけど!?

樋口 客席で観ているとね、役者(の中身)が動いてないと、全部露わになって、ああ、動いてないなぁってすぐ分かる。

佐々木 裏返しで、動いていたらストレートに伝わるってことだよね。

樋口 そうそう。

黒田 今まで一関とかおっきい会場やったからやっぱり自分に起こっていることをかなり大きめに増幅してやらないと見えないかなって、たぶん、拡張する癖みたいなのがついて、公演するたんびに自分の中で動いているものをどんどん大きくしていくみたいな感じで大阪もやっていて、そしたら大阪の千秋楽の前の回で、嘘ついている、演技しすぎている、ただ動いているだけ、みたいなことを演出から言われ、

樋口 空間担当からね。

黒田 それで最後の回、もう一回、表に出すということを気にせずやったら、それでも近いから充分伝わるんやなって。

樋口 私も何回も観てるから麻痺してくるところがあって、それを出口さんに「お姉ちゃん、あんなにせんでも分かるで」って指摘されて、ズバッと。ああ、そうかって。

佐々木 脚注つけたいね。出口さんとは、

 

注釈:出口さんとは、大阪のcan tutkuの店長でもあり、今回の大阪の宿のおかみさんでもあり、樋口のもっとも信頼する役者さんのひとり。渋皮まろんの名づけ親でもある。

 

樋口 毎回新たに見ようとしても慣れはあって、このマハズレチームとも、TAMHIMとも違う、もっと外部から自分が信頼おける人に指摘を受けるってのは一番リセットしやすい。

佐々木 長かったよね。

黒田 まだ(東京公演)終わってもないって。

樋口 でもね、飽きひんね。

黒田 そう。私も、正直、飽きない。

樋口 松山の初日と今じゃ全然違う。進化じゃなくて、深化してると思う。

黒田 自分のことで言えば、複雑になってるかな。

樋口 中身が?

黒田 松山はカタチで魅せてたと思うの。

樋口 あ、うん!

黒田 シンプルにね。でも今は、もっと気持ち悪いウジャウジャしたものが入ってきてる。人間に見えなかったって感想でよく言われて。なんかベトベトした生き物とか、海から上がったばっかりとか、そういう質感とかも入ってきてるな。

樋口 でも考えたら、私らは肉体があって皮膚で中身が留まってるけど、人間のほんまの中身ってベトベトしてさ、よく分からん魔物みたいなもん、やと思う。そういうのが、表に出てるんやろなって、それが深く変化してるってことやと思う。

黒田 若干ね、ライフワークの感じが出て来た。もういつでもどこでもやれますって感じ。

樋口 ガラガラ(スーツケース)持って、すぐ(照明も音響も)できまっせー、みたいな。

佐々木 あとさ、うちらがやっぱ良かったのは、正解を探さなかったなって。

樋口 正解は……探してないねぇ!

佐々木 俺も、真史も、その場で起こったことをやって、すごい自由に出来てるなってトコ、見どころです。

黒田 あ、琢の動きが一番変わってるよね。

佐々木 各場所で、あるもの使って、かなりね。

黒田 いろんなものが付け加えられてるよね。

樋口 桜井くんの音も、まったく正解を探してないね。(舞台で)二人がやっていることを瞬間に捉えて音を出すとか、あと彼自身が「これやったらおもろいんちゃうか」ってことをぶっこんでくる。

黒田 ね。本番でいきなり新しい音入れてきたりとか、いつの間に音用意してたん? 

佐々木 かっこいいわ。

黒田 大阪公演はオペ席が見えて、桜井君がノッてるかノってないかよく見えましたよ。

樋口 顕著やった。あたしも照明操作しながら、ちらっと桜井くん見たらノリノリやねん。でもあたし自身の身体も気付かんうちに自然にノっていることに気づくの。でも、この回、桜井くんノッテないなぁて思ったら……ああ! あたしもノってないやん! って。

佐々木 これパンフで書いたら、お客さんチラチラ、オペ席見るかも。

黒田 見ないでください!

樋口 不思議やねんけど、ああ、これはいい瞬間やなっていう回に、終った瞬間に桜井くんがあたしのほうを見て、「良かったすねこの回」って言うたの。人によって感覚も違うし、何がイイと思ったかは、たぶん桜井くんとあたしでは細かいところとかは違う、けど、ああ、この空気がイイんやっていうのが一緒なのが、チームとしてやってて、なんかね、こう、晴れ晴れとした気分になるね。

黒田 それぞれバックグラウンド全然違う4人やのにね。

樋口 実は4人とも誰かの意見にすり寄らへんのよ。

佐々木 ほう?

樋口 えーと、琢さんが気になること、真史さんが気になることは、ギリギリになっても振り返って見直そうとか、そういう共有はあるし、無理に我を通すことはしないんやけど、でも、悪い意味での、この人こう言うてるから寄っとこか、みたいな、

佐々木 ああ、ない。

黒田 ああ、ないな。

樋口 4人がそれぞれ、自分の感覚というか、自分の軸を実は一番信じていて、その軸が重なって「いいね」ってなった瞬間だけを集めてるから、あたしも自分を曲げずに、誰も自分を曲げることなく創ってるなという感覚が、あたしはチームとして嬉しいことかな。

佐々木 3月の稽古初日に言ってたことでホントに創れたね。

黒田 へ? なんか言うてた?

佐々木 言ってたよ! これいいねを集めようって!!!(松山パンフ参照)

2015年6月23日火曜日

東京公演折り返しでございますー!

東京公演折り返しでございますー!
23日は休演日でございました。
みなさん、お休みしてくださいませ。
さて、明日から折り返しでございます。

長いなぁーと思われていた東京公演も半分過ぎてしまいました。
あと7回。
もう7回しかない!?
まだ7回もある!?
考え方次第ではございますが、
あと7回で、ながーい旅が終わりますー!


今回は、お昼ヴァージョンと夜ヴァージョンがございます。
お昼はカーテンを開けるか、開けないか、シャッターを閉めるか、閉めないか、
全部のヴァージョンを試してみて、お昼も窓ガラスの町を背景にいたしました。
お昼ヴァージョンも夜ヴァージョンも好きでございます。
日々、変化し続けることが面白い。
桜井君の音楽も変化の連続でございます。
身体をひっぱられる感覚とか、
沈んでいく感覚とか、
舞台を観続けていると、
自分の身体も変化していくのを発見いたします。
明日も発見いたしましょー!

2015年6月21日日曜日

2日目が終わりましたー!

2日目が終わりました。
今日のお昼に血の繋がらない弟Kくんが観に来てくれました。
数人と連れだって。
職場の人々だそうですが、なんと!
職場で「観劇部」というものを創ったというのです!
「演劇部」ではなく、「観劇部」!
なんと素敵な!
職場で部活があるなんてすばらしいことじゃありませんか。
そして今日の夜はアグリー東京支部長だった松本くんが観に来てくれました。
松本くんはいつもサプライズです。
初日は少し雨でしたが、今日はハレバレ。
明日も晴れますように。

2015年6月20日土曜日

東京公演が無事あけましたー!

東京公演マハズレが始まりましたー!
王子スタジオ1は素敵なところです。
大通りが見渡せる全面窓ガラスが素敵でございます。
28日まで、ながーくやっております。
4都市公演、最後の地でございます。
長く長くマハズレと付き合ってまいりました。
真史さんが、

「もうこれいつでも出来そう」

とのこと。
スーツケースに必要なものを詰め込めますのでどこでもいつでもすぐに上演可能なマハズレ。

「これさー、海外とかでやってみたいね」

と、ワタクシが言います。

「その時は、琢さん、初めのセリフを英語にしなあかんな」

と、またワタクシが言いますと、

「いやいや、ミユさん、字幕出してよ」

ああ、もっともだ。

しかし次の日に、

「でも、俺がたどたどしい英語で言うのもおもしろいかもしんない」

ああ、それも面白そうだよ、
とまたなにか発展していくのでございます。
何か発したことが、違う形になってまた繋がっていくという不思議マハズレ。
初日があけると、28日まで長い公演の始まりでございます。
上演中に、桜井くんの音と舞台上の2人がセッションしているのを見ながら照明操作をしておるワタクシの体が、舞台上の2人と同じように動く瞬間がたくさんあります。
そういう時、ワタクシも同じく踊っているなと思うのでございます。
良いチームだなと、感謝でございます。
明日もがんばりましょー!

東京の皆様、ぜひとも観に来てくださいませー!

2015年6月18日木曜日

明日から始まりますー!

東京公演が明日から始まりますー!
4つの場所でマハズレを上演してまいりましたが、場所が変わればイロイロ変わる!!
 
ブラックボックスも大好きですが、その場所が持つ、その場所でしかないことがたまらなく好きです。今まで創ってきたものと、その場所と、どうやったら共存出来るかを考えるのがまたらなく好きです。そこに意味を見つけるからなのか、偶然の発見を見つけるからなのか、どちらもあるのだろうけれど。
作品の空気というものがあるのなら、それぞれの場所とともに創れたら、と思うのでございます。
ああ、また。
写メするのを忘れた。。。
そうそう、真史嬢が髪を切りまして、
たくさんとワタクシは、
 
「その髪、いーやん!!」
 
と言うのですが、
 
「ほんまに?ちびまる子ちゃんみたいじゃない?」
 
と、心配しております。
皆様、ぜひ観に来て、まる子かどうかご判断くださいませー!!

2015年6月14日日曜日

豊橋でございますー!

豊橋に初めてやってまいりました!
ノイルさんの公演の下見でございます。
アカデミー三期の、吉川くんと、ミッチーと、みなちゃんのユニットでございます。去年の冬にガラスの動物園を一緒に作りました。今年はー!!
豊橋にてー!!
 
新幹線豊橋駅を降りると、吉川くんが、お嫁さんのかずよちゃんと迎えに来てくれまして、さらに、みなちゃんもおりました。
 
水上ビルの、なんとステキなこと!
もうびっくりマークだらけでございます。ワクワクいたします。
ワクワクすると、想像が走り出します。
ああ、こうしよう、ああしよう、止まらない想像列車が加速するのでございます。この場所で、この地域で、ここでしか創れないものを創りたいなあと。
その場所に来ると、きっとなんか始まりだすような気がします。
早くかえってパソコンを開けよう。

豊橋GO!

本日は豊橋に行って参りますー!
 
昨日は駅前でひと仕事終えたあと、
書店で衝動買いした2冊のうちのひとつ、「幽霊塔」を読み始めましてございまして、
 
おうちの近くの公園で。
誰もいなかったから思わず、
朗読す。
読んでいくうちに、勝手に朗読してしまいたくなるくらい面白いんでございます!声に出さなくても面白いんだろうけど、声に出さずにいられないって感じでございます。公園の小さいベンチで、うまいタイミングで風がゴォっと吹いたりするからまた楽しいのでございます!
外で本を読むのはすごく体と頭にヨイ感じがいたします。日が暮れると読めないから自然と足がお家へ向かいます。
日暮れの町を歩きながら、なぜかうれしくなった。なんでか。なんでかしら。
良い日だなあと、うれしくなったのかしら。
 
衝動買いした本のもうひとつは、「暴力の解剖学」これは声に出して読まない本。

2015年6月11日木曜日

大阪パンフレット『マハズレ』座談会

一関を終えて大阪公演にむけて。


佐々木 二都市が終わって折り返しだね。

黒田 そうだね。

佐々木 一関ではうちの親が観に来ましたね。俺は山場をなんとか乗り越えた感じかな。お姉ちゃんは来なかったけど。うちのお父さんが病気の話をしてくれて。あと、お姉ちゃんも話してくれなかった、俺もよく知らなかった話を両親がしてくれて。

黒田 その話を聞いて、一応次の日の舞台は、椅子を見る時にお父さんの顔を思い浮かべて踊ったかな。

樋口 椅子に座っている人物が具体的になったんや。

黒田 うんうん。

樋口 琢さんのお父さんとお母さんが観て、「うちの娘はこんなんじゃない!」って言わはったらってどうしようかって思ってたけど、

佐々木 すごく好印象だったよ。東京も来たいって。

樋口 マジで!?

佐々木 ガレージホールはいいところでしたね。

樋口 うん。いいとこ。あの空間が持っている雰囲気っていうのが、

佐々木 その名の通り、ガレージの雰囲気でしたね。

樋口 ああいうところすごくワクワクする。

佐々木 する! 

樋口 倉庫とか大好き。

佐々木 広くてね、それと比べると大阪ってものすごく、キュッとなった感じだよね?

樋口 うん。狭いしカフェやしね。

佐々木 どう見え方が変わるのかな?

樋口 狭い分、二人の細かい視線とか反応とかはすごくよく見える良さがあるかな。

佐々木 そこに注目ですね。

樋口 ガレージホールは絵画みたいな瞬間がたくさんあった。登場人物の2人も含めて風景に見えていて、大阪の場合はお客さんが人物そのものを覗き込めたらいいなと思ってる。

佐々木 あと一関では、明かりも音もすげえ進化したなって思う。まさか照明が動くとは!

黒田 楽日とか、桜井くん(音で)煽ってたよね。

桜井 ここいれたら気持ちいいって場所がね、最後の方分かってきた。自分の中でね。

佐々木 1人の時間を創るのに、音があるからすごく助かってる。

樋口 あそこまで煽ったり音を出したりしたら、音のほうに全部持っていかれる気がするんやけど、飲みこまれなかったよね。

佐々木 たしかに。

黒田 最終日の昼の回、女子高校生が観に来てて、ちょうどお姉ちゃんと同じ年代の子たちで、その子たちにも起こりうる話だなと思って。見ている子たちが自分の話のように考えてくれたらいいなと。なんとか客席を巻き込もうと思って踊ってましたね。

樋口 昼の回はね、真史さんの呼吸と一緒に客席が呼吸している感じがした。

黒田 そうそう。客席を見て、ホントにね、話しかけながら踊っていて、病気の身体が終わって牛乳飲めたときも、「飲めちゃったよ、あたし、どうする?」って話しかけていて、その後、子どもの椅子のところ、腕を振るところも、「頑張れ、頑張れって、一緒に言って」って話しかけてた。

樋口 劇場が呼吸するって瞬間って、お芝居をやっていたらあるなぁと思う。昼はそんな感じがした。

佐々木 大阪は? 

樋口 音と明かりをどうすれば効果的になるか、かな。大阪が一番難しいかも。

佐々木 たしかに狭いぶん、計画的にやらないと。

樋口 繊細さはいるなと。

佐々木 狭いと、ディテールが抜けないから。

樋口 うん、でも一緒に呼吸が出来る瞬間は創れそうな気がするかな。

佐々木 カフェっていうのが、俺は好き。倉庫と同じくらい好き。

黒田 一関の最終日に、ニノと夜中まで話してたんやけど、一関はこっちで待ってても来てくれないなって。舞台でやってても観てくれなくて、なにかしらこっちから巻き込んで出向いていかないといけないなと思ったのね。大阪はどういう人と知り合えるんやろう?。

樋口 一関はお芝居を観る環境をニノが創り始めて今渦が出来始めてる。大阪は、渦はそこここにあって。大阪でお芝居やってる人たちと東京でお芝居やっている人たちって、何かしら繋がっていて、今まで自分が広げてきたものと、大阪がどこで繋がってるのかを見つけるのが、大阪の出会い方のような気がする。知り合いじゃなかったと思っていた人が、イガイと身近な知りあいの知りあいやったとか。何をやるにしても人間関係でしかないから、再発見の場かな。だから琢さんも、「俺は知りあいじゃないけど、王子に来てくれたことあるんすか!」とか。

佐々木 ああ、それはある。すごいあると思う。そうね。なるほど。

樋口 桜井くん、大阪は? 来たことある?

桜井 大阪はまったく、初めて。グリコとか見たいね。

佐々木 あ、見たい! 道頓堀?

樋口 すぐ近くやから行ったらいいよ。

佐々木 じゃ、どっかにグリコのポーズいれる?

黒田、樋口、桜井 入れない!

一関のパンフレット『マハズレ』座談会


『マハズレ』 岩手一関公演にむけて。
 

佐々木 岩手に向かって稽古をしている最中なんだけど、どう?

樋口 一番の大きな変化は、音です。ね、桜井くん。

桜井 そですね。

黒田 1曲目の音楽を創るコンセプトは“体温のない音”って言ってたよね?

桜井 初めはそう思ってた。 “真史さん完全ロボット化作戦”を考えていたけど、ノイズとか、エラー音とかだけでは長い曲は厳しいなと思って、今は素材をもっと増やして。

樋口 今日の稽古は、真史さんの動きを見ながら音を操作してくれてたよね?

桜井 それはやりたいなと思っていて。カチっと押してただ再生するだけじゃなくて、その場でジャムする感じ。(※ジャムセッション……即興的に演奏すること)

佐々木 マハズレの音楽をつくるのにコツとかある? 

桜井 作っている時に、自分が気持ち良くならないようにしたかな。解放に向かわない。俺、ひとりで創っている時は、エモいのとか好きなんだけど、

みんな エモい!? 

黒田 エモいって何!?

樋口 キモい、じゃなくて、エモいって? エモーショナルなもの?

佐々木 ああ、エモいって言葉あるね。

桜井 バイトの帰り道にさ、川沿い走りながら聞いて「ああ、いい曲だなぁ」っていう感じの曲を創りたくなっちゃう。でも今回はそれはしない。

黒田 それはなんで?

桜井 怖いから。

黒田 え、私たちが?

桜井 作品が……というか、作品の中の真史さんと琢さんが。だから気持ちいい音になると、2人をぶっ壊してしまうから。

樋口 エモいものって、具体的には?

桜井 コード感かな。日本の演歌とか、ポップスとか、感情が分かり易いものかな。

樋口 作品の中の二人が怖い、っていうのをもう少し具体的に言うと?

桜井 シリアス……ていうのかな、何をしだしてもおかしくない精神状態にありそう。見た目普通にしてるけれど、急にお姉ちゃんがつかつか歩いてきて、ぶんなぐるとかしても、いつ何が起きてもおかしくないような怖さ。ちょっとキレちゃっている感じ。

樋口 それを、音で再現している感覚?

桜井 そう、つまりそれが“体温のない音楽” キレちゃってる。人間は常識があったら、例えばこういうことが起これば普通こう返す、社会性っていうか、そういうものとは別のところにいる2人、だから、怖い。

樋口 2人がやっていることを見て、それを受けて音を創ったわけだ。

桜井 それは、もちろん、そう。

佐々木 俺のこの音を聞け、とかない?

桜井 1曲目はね、ジャムセッションを絶対やったほうがいいと思う。

佐々木 俺と真史もジャムってるしね。決め事はあるけれど、その場で起こっていることを一番大事にしてるから。

樋口 音が違うことによって、真史さん自身はなにか変化があるもの?

黒田 音を聞いてこうしよう、とかある……けど、音を都合よく聞いてる感じかな。常に聞いてはいるけれど、聞こえてくる時があって、

樋口 ダイレクトに入って来た時にはその音に乗るってこと?

黒田 音に乗るのはよろしくないなと。動きを音に乗せると、癖が出たり、雑になったり、イメージとか繊細さが飛んで、リズムに合せてしまう、追い立てられている感じになってしまうかな。だから今日の稽古みたいに、桜井くんとセッションするのはすごくいい。

樋口 不思議やなと思うのは、真史さんを見て桜井くんは音を出すよね。真史さんの動きに影響されて出されている音を、今度は影響を与えた真史さんがそれを使って踊ったりする。その動きを観てまた桜井くんが音を出して、また真史さんが、

佐々木 卵が先かニワトリが先か、みたい。あのね、俺、松山公演でさ、お客さんがはいって作品って本当に完成だなって思った。

黒田 お客さんの感受性が豊かで、あたしがどんな情報を使って踊っても、観ている人のほうがお姉ちゃんのイメージを膨らましてくれるから、今回は姉の心理的感情なものだけじゃなくて、いろんなイメージを取り込んで踊ってる。風とか水とか植物の動きのイメージを取り入れたり。

樋口 観る人がなにを思うかは、指定も強制もできひんもんな。

佐々木 どう見てもらっても、間違いじゃないしね。

樋口 ああ、牛乳飲みたくなったでもいい。

佐々木 戦争ってだめだなぁとかでもいい。あ、一関公演には僕の家族が来ると思う。どう見るのかな。

樋口 お姉ちゃんは来る?

黒田 話聞いてみたいな。琢の家族が見てくれてどう思うのかっていうのを聞いて、今後琢が描く戯曲に入れ込んだらいいと思う。

樋口 皆さん、お忘れかも知れませんが、この公演の完成は、琢さんが台本をかき上げて完成になるんでございます。

桜井 そうなんだ。

佐々木 はい。そうなんです! 乞うご期待!

そして東京公演でございますー!

松山、一関、大阪と終えまして!
東京公演となりましたー。
19日から始まります。
 
大阪公演は7日で終わったのですが、ワタクシはすぐに東京には戻りませんでした。
9日にウイングフィールドで米くんの追想があったから参加してから東京に戻りました。
たくさんの人たちが、米くんのことを思って集まりました。
エイチエムピーさんの公演に参加した時、米くんは役者さんで出演していて、
アイ・ホールの中学生ワークショップではアシスタントをしてくれたことがあって、
女子中学生たちの間で一生懸命やった姿を思い出したりした。
困った顔とかを、思い出したりした。
笑った顔とかを、思い出したりした。
関係はそれだけ、と言えばそれだけなのだけれど、それだけでも米くんを追想するには十分すぎるほどで、
人と出会って関わらずには生きていけないから、追想する。
パンフレットをじっくり読む。
参加できなかった出口さんの分も、パンフレットをもらう。
 
生きて演劇をしているのなら、もっと真摯であろうと思うのだ。
腹をくくって真摯で覚悟を持って、そうできないのなら、彼にその時間をあげたほうがいい。
そんなことはもう出来っこないけど。
 
TAMHIMメンバーの人たちへ。
大阪には必死に真摯に演劇に生きた若い若い役者がいたのです。
 
生きているのなら、覚悟を持って演劇をいたしましょう。
 
 
共同創作プロジェクト TAMHIM 東京公演
『マハズレ』『果ては戦友になる』『地区Kのこと』


■会場:王子スタジオ1 (東京都北区王子2-30-5)
・東京メトロ南北線「王子駅」4番出口より徒歩6分
・JR京浜東北線「王子駅」北口より徒歩10分
・都電荒川線「王子駅前駅」より徒歩10分

■日時:2015年6月19日(金)〜28日(日)

■公演日程:
19日(金) 19時〜
20日(土) 14時〜/19時〜
21日(日) 13時〜/18時〜
22日(月) 19時〜
23日(火) 休演日
24日(水) 19時〜
25日(木) 19時〜
26日(金) 19時〜
27日(土)★ 14時〜/19時
28日(日)★ 13時〜/17時
※上演時間は2時間15分程度を予定してます。
※開場は開演の30分前となります。
※★のマークの日には無料で参加できる関連企画があります。

★27日(土)11時〜「TAMHIMトークラウンジ」
TMHIMメンバー6人が1人1つブースを持ち、今回旅でまわった劇場を紹介したり演劇や人間をテーマについてお話する企画です。みなさんと双方向に語り合える場となっています。

★28日(日)11時〜「公開座談会」
TAMHIMメンバー6人が座談会をします。共同創作について、4都市の旅公演について、その他諸々について、6人が話します。

■料金:
一般前売 2000円/一般当日 2500円/高校生以下 1000円
※全席自由席となります。

■予約:
・メール予約
・web予約 シバイエンジン

■キャスト・スタッフ:
・『マハズレ』
言葉 佐々木琢/空間 樋口ミユ/肉体 黒田真史/時間 桜井智宏
・『果ては戦友になる』
テキスト 樋口ミユ/演出 小嶋一郎
出演 田中ゆかり・荒木秀智
・『地区Kについて』
共同演出 高田斉・二宮彩乃・宮尾昌宏/構成 二宮彩乃/テクスト 二宮彩乃・宮尾昌宏
出演 堀井和也、稲垣和俊、二宮彩乃、宮尾昌宏、桜井智広

■お問い合わせ:
TEL:090-2029-8506 (TAMHIM 佐々木)
メール:tamhim6@gmail.com

2015年6月8日月曜日

大阪公演が無事に終わりましたー!!

大阪公演が無事に終わりました!
みなさま観に来てくださって本当にありがとうございます!!
当日に自転車でカフェの常連さんが駆けつけてくださったりして、本当に感謝でございます!
大阪の宿は、出口家さんにお世話になりました。
出口ここねさんは、お客さんがたくさんでテンションあがりまくりでございました。ゆかりちゃんとニノとここたで女子会を開いておりました。
ニノの化粧ポーチを貸してもらってご機嫌さんのここた。
 
仕込みをしているときに、宮尾さんが、
「いい場所だね」
とcan tutkuのことをいうてくれてありがたやでございます。
カフェと劇場のアイダのような場所。
アートスペースっていうほうが合うかもしれない。いろんな団体さんが使ってくださって本当にありがたいのでございます。そんなcan tutkuを長いこと観てきて、ワタクシは思うのでございますよ。
いい場所だけど、冷酷な場所でもある。
ブラックボックスのように、どこにでもなれる場所ではないから、冷酷。
雰囲気があるように見えるけれど、役者を助けてくれる雰囲気じゃない。
きちんと立っていない役者は、全部あらわにされる。
カフェ公演を気軽だと思っていると、痛いメを見る、そういう過酷な場所。
だから、canできちんと出来ていればどこにいったって大丈夫、と我が子を可愛がるように思うのでありんす。
canの場所のせいにせずに、自らの作品を見直して欲しいとtamhimには思うのでございます。

2015年6月5日金曜日

初日あけましたー!

初日が無事にあけましたー!
観に来てくださった皆さま!
ほんとにありがとうございますー!
今日は14時と20時の2回公演です!
14時の回が淋しい感じでございますので、お時間ございましたらそこのアナター!ぜひcan tutkuまでお越しくださいませー!!
 
ひろみ嬢に差し入れをもらいました。
551のアイスキャンデー。
和歌山出身の稲垣くんに指南してもらい、熊本出身宮尾くん と、岩手出身の二宮さんの3人が、「あるとき」と「ないとき」をやってもらいました。
関西出身なら誰もがわかる。

2015年6月3日水曜日

3日は仕込みですー。

かれこれ10数年前でしょうか。
プラネットホールがあったころ、高校生の春の演劇祭の講評委員というものを
させていただいたことがありまして、その時高校生だったトミーから、
TAMHIMの公演の挟み込みの連絡がありました!

覚えていらっしゃらないかもしれませんが・・・

と、メールにあったのですが、覚えております!!
覚えているのでございますよ。
とてもとても素敵なお芝居だったのです。
久しぶりに会いました。

「トミーはまだ大学?」

なんてワタクシが言いますとですね、

「樋口さん、そんなわけないじゃないですか。私もう30歳ですよ」

ええ!?
いつのまに!?
そんな時間が!?
経っていたっていうの!?

そうだわ。だってかれこれ10数年前だもの。
トミーも大人になるわけだわ。
ワタクシも。
過ぎた時間のことをいつも忘れてしまいます。


出口親子もいたので一緒に写真をとりました。
ここたはお昼寝中でございましたが。
今までに出会った人たちと、お芝居をしているとまた出会えるのでございます。

さて、3日からTAMHIM仕込みでございます。
小嶋くんとゆかりちゃんが今日大阪に着きました。
宿泊は出口家さん。
ここたはお客さんがお家に来たので、うれしくて大興奮しておりました。
ゆかりちゃんをいたく気に入り、ワタクシは一気に雑魚キャラに降格して落ち込んでおります。

TAMHIM公演詳細

日時

64日(木)20

65日(金)14時■/20

66日(土)11時■/14時◆

67日(日)11時■/14

※開場は開演の20分前

※未就学児童のご入場はご遠慮願います。

◆上演終了後「TAMHIMトークラウンジ」

■上演終了後「TAMHIMおしゃべりカフェ」
 

会場 カフェ+ギャラリー can tutku

住所 〒557-0034 大阪市西成区松1-1-8 出口ビル1F

 大阪市営地下鉄四つ橋線「花園町駅」4番出口より南へ徒歩3

 南海線・地下鉄堺筋線「天下茶屋駅」2番出口より北へ徒歩6

料金

前売り2000

当日 2500

高校生以下 1000円 ※全公演共通・全席自由

メール予約 tamhim6@gmail.com

Web予約 シバイエンジン

 
『マハズレ』
言葉 佐々木琢
空間 樋口ミユ
身体 黒田真史
時間 桜井智宏
 
 
『果ては戦友になる』
テキスト 樋口ミユ
演出 小嶋一郎
出演 田中ゆかり、荒木秀智

『地区Kについて』
共同演出 高田斉・二宮彩乃・宮尾昌宏
構成 二宮彩乃
テクスト 二宮彩乃・宮尾昌宏
出演 堀井和也、稲垣和俊、二宮彩乃、宮尾昌宏、桜井智広
 
3本立てでございます。
皆様、ぜひともー!