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2014年4月30日水曜日

『祭礼』旧大社バージョンの稽古が始まって2日目。

さて、今週も島根に行くのでございます!
今回は、出雲市へ。
出雲大社から歩いて30分ほどのところに、
旧大社駅という、今はもう駅としては使っていない駅舎がございます。
そこで公演をいたします。
それはそれはもう、ドキドキしてしまうトコロなのです。

そこで『祭礼』をやってしまおうという。
今回は、高安さん、前田さん、そして岸本くんの3人バージョンです。
20代、30代、40代と年代も違う3人。
いつも関わっているお芝居もバラバラ。
高安さんと岸本くんは神楽という共通点はありますが、
神楽にもいろいろと種類があるようでして、
流派というのでしょうか。
お二人は、違う流派だそうです。
今回も、役者が話すところはノーテキストでございます。
項目だけがある。
あとは役者たちが言葉をその場で言葉を繋いでいくのでございます。


稽古中、なぜか恥じらう前田さん。
なぜだ。

ゴールデンウィークの真っ最中。
もし島根へ行かれる方がいらっしゃったらぜひ旧大社駅までお越しくださいませ。

5月3日 18時30分から開演
5月4日 18時30分から開演

旧大社駅にて。

「旅する劇場」とは・・・

大阪・東京を拠点に活動するPlant Mの樋口ミユの呼びかけにより、
関西より、WI’REのサカイヒロト、地元島根より、劇団ハタチ族の西藤将人を交えて、
島根県出雲市にある旧大社駅で二夜限りの劇場空間を創出する試みである。

■takayasu kagura + Plant M「祭礼 旧大社駅」
 演出・テキスト/樋口ミユ
 出演/高安美帆 前田晃男(南河内万歳一座) 岸本昌也

■劇団ハタチ族 独り芝居「鈴虫だいすき、興梠さん」
 作/西藤将人
 出演/大原志保子

■WI’RE「Hamster engine」
 空間・映像/サカイヒロト
 出演/Sun!! ののあざみ


2014年4月29日火曜日

無事に「Aftershock」チェリヴァバージョンが終わりました!

無事に終了いたしました!

ご来場くださいました島根の皆様、本当にありがとうございました!!
島根すてき!
木次すてきです!!

さて怒濤の公演のあと、
怒濤の運転をして、怒濤に大阪に戻ってきました。
そしてそのまま、
怒濤に祭礼の旧大社バージョンの稽古を始めました。
朝は島根にいたのに、
夕方は大阪で稽古をいたしました。
大社の情報はまたUPいたします。

2週間、木次に滞在してお芝居を創るココロミではじめました今回の
「Aftershock」
山に囲まれて、夜になったらいい匂いがする町。
また来年も来ようと計画中です。

2年前に木次に来たときに、西藤君と会って、

「あ。労働者がいる。木次でもAftershockが出来るかもしれん・・・」

と、思ったのが始まりでした。
そんでそれから、いろーんな人を巻き込んで稽古をして上演いたしました。
チェリバでの公演は、大阪とも東京ともまた違って。
空間が変わると作品は確実に変わっていくものでございます。
楽日は、11時公演、14時公演、17時公演と3回公演でした。
次の公演までのインターバルは開演まで1時間。
この3人の役者は、すげい。
週末公演なのが口惜しいのでございます。
せめて本番が1週間できたらな。
今回のAftershockは発見がいっぱいありました。
労働者を演じる人のぶんだけ、労働者がいる。
弟を演じる人のぶんだけ、弟がいる。
姉を演じる人のぶんだけ、姉がいる。
また別の空間で「Aftershock」が出来ればいいな。
別の土地で新たな「Aftershock」を創りたいものでございます。

ああ、こんなことがしたいな。
そう思ったのは確かに私で。
でも、現実的にそれが立ち上がっていくのは、
いろんな人が関わってくれるからで。
ああ、ありがたや。
つくづく、つくづく、つくづく。
お芝居はひとりではできんということでございます。





大阪から万歳の役者さんたちが観に来てくださいました!
大阪から!!
ありがとうございます。
そしてのぞみさんがお手伝いに来てくれました!
もちろんコーディネータのののさんも!!
関西人であるワタクシとあゆさんは、毎回天野旅館で反省会を繰り広げておりました。

「うちら。。。しゃべりすぎとちゃう・・・・・・?」

やはり関西はしゃべりのスピードが速いのでしょうか。
打ち上げが終わって、旅館に帰る前にコンビニに寄ろうということになりまして、
車の中に関西人ばかりが乗り込みました。

運転手、ひぐち。
助手席、のの。
そして後部座席にのぞみさん、近松ボス、あゆさん。
5人の関西人。
車の中の会話は、
誰も何も聞いていない。
ただ自分の喋りたいことを言う。
でもなんとなく会話が出来ていたりする。
誰もしゃべることをひっこめない。
車内はカオス。
おお、すごい。
関西人の会話。
飛び交っている。
そんな関西人を、木次の人は受け入れてくれます。

2014年4月27日日曜日

チェリヴァバージョン!!

初日は無事終了しまして!
本日2日目も無事に終わりました!
明日は怒涛の3公演でございます!!

受付から何から何まで、チェリヴァさんやハタチ族の皆さんが手伝ってくださって!!
ありがたいありがたーい!
ありがとうございます!!

満員でございました!
お昼の公演が終わると、ワークショップ、ワークインプログレスと、本日も怒濤。
ワークショップはたくさんの方が参加してくださいました。
ありがとうとざいます。
ワークインプログレスにも参加してくださいまして、
そして内容は!

『Aftershock』を島根バージョンに挑戦しました。

ははははぁ!!
言葉は面白いです。

あほちゃうかウチの妹あほちゃうか。

それは、

だらすかウチの妹だらすか。

となっておりました。

労働者を女の人に書き換えたり、
労働者が見る風景を木次の風景に書き換えたり。

読んでくださったのはハタチ族の大原さん、こまちゃん、さくちゃん。
3人とも素敵な女優さんでございます。
またチェリヴァに来ようー!
一緒にお芝居が出来たら楽しいだろうなぁ。

明日は11時から始まります!
木次の皆様、ぜひお越しくださいませ!


2014年4月24日木曜日

仕込みが!!

終わってしまいました!!
 
大阪から近松ボスが来てくれまして、
舞台上に客席もつくられ、
いーろいろ準備が整い、
亀尾先生も到着して、
稽古が始まりますー!
 
明日は初日です。
夜の8時から始まります。
木次のみなさま、ぜひチェリヴァホールまで来てくださいな!

燻製です!!

走り続けております!
そして、今日の稽古終わりには、
チャーリーが、なんとっっっっっ
 
燻製を作ってきてくれました!
 
燻製というものがこんなに美味しいとはっっっ!
 
たまごのキミがとろとろです!
チャーリーの自家製なんです!
燻製機も自分で作ったそうです。
すごい。
すごすぎる木次のひとたち!
 
たまごを、みっつも、
 
食べてしまいました。
 
チーズ、すげかった。
帰るまえにもう一度食べたいです!

2014年4月23日水曜日

ぶれている写真しかないわ。。。

着々と準備も進行中。
お昼から照明の大原さんと舞台の
松浦くんが一緒に準備してくれまして、
わあ!これがしたかったんよー!
ってな具合に進んでおります。
 
日中は高校のワークショップに
行っております!
これがもう本当に楽しいのでございますことよー!!
明日もいってまいります!
島根の高校生たちと遊び倒しております。
 
今日の稽古終わりは、ワークインプログレスの準備でございます。
ハタチ族の女子チームで取り組みます。
大原さんとさくちゃんとこまちゃん。
労働者が女の子になってみたり、
島根のことばにしてみたり。
専務の長台詞が、
 
『スキマ狙うんだにスキマ産業』
 
になったりしております。
 
住んでいるところで言葉が違うって、
なんて面白いんだろうか。
 

2014年4月22日火曜日

4月26日(土)のお知らせ!

あゆさん。
事件です。


腰要注意報が出ました。
大事にしてください。
イケメン整体師さかちゃんがテーピングをしてくださいました。
天野旅館にて、

「なんか、マシになってきたかも」

テーピング素晴らしい!
ありがとうございます。

本日のお稽古はドーンと通しております。
大阪、東京を経験したAftershock。
島根でまた変化しております。
警察1,2のシーンがあんなコトになるとは、ワタクシも思いもよりませなんだ。
シュール。
シュール。
シュールの嵐。

さて、チェリヴァバージョンは上演だけではございません。
4月26日(土)は特別プログラムがございます。
16時~17時30分はワークショップ。
参加無料でございます!
そして引き続き、18時~19時はワークインプログレス!
こちらは、劇団パストリーストアの大原志保子さんとの共同作業過程を観てもらいますー!
どちらもチェリヴァの大会議室にて!
ご予約お待ちしております!

2014年4月21日月曜日

姉と弟

姉と弟

というシーンがAftershockにはございます。
呆けた姉と、ストレスぎりぎり崖っぷちの弟。
今回は、少々年齢のいった姉と弟。
食器が飛んで椅子がひっくり返ったり。
ごろんごろんのたうちまわったり。
そんな稽古風景を見ていたからなのか。

眞子さんとみーさんが真似する、姉と弟シーン。


真似をしていたかどうかは実際のところ存じませんが。

今回は映像のAftershockバージョン。
自転車は出てきません。
西藤くんはなぜか傘が似合う。
亀尾さんの解体屋の、解体風景が笑える。
こんなに真面目なシーンなのに。

休憩中の役者さんたち。


照明は大原さん。
ほんとに、本当に素敵なひとなのです!
なんでもできる大原さん。
それで気遣いが、素晴らしい!
眞子さんのお母さん。
大原さんとはAftershock島根の風景とコトババージョンを2人で考えることもしております!


傘たて。
チェリバさんのをお借りしました。

2014年4月20日日曜日

朝から晩までー!

チェリヴァホールにて朝から晩まで。
いつもご飯休憩を忘れます。
Aftershock最高齢の亀尾先生は、
息切れもものともせず稽古しております。いや、はぁはぁ、言うてはります。
木次の労働者は苦悩しております。
あゆさんは炸裂しております。
確か、あゆさんと初めて会ったのは二十代前半。儚げな少女だと思ったいたのに。今では立派な尼の女性となりました。

2014年4月17日木曜日

あげあげソゲソゲ

チェリヴァでお稽古。
あげあげ、そげそげ。
と、言いながらお稽古してます。
亀尾センセが小さな芽を見つめております。


今回は、いつもより少しだけ空間が広いのでございます。


天井が、高い。
ということはですね。
今までずっと登場しなかった・・・
傘が初登場いたします!


あゆさんは、尼ファッションらしいです。

 
稽古をしながらも、木次の素晴らしき場所を訪れております。
その写真もまとめてUPいたします!
明日もお稽古いたしますー!
明日で6日目となります。
ノンストップで毎日が過ぎてゆきますが、
稽古が終わってホールを出ると、
やっぱり甘い匂いがします。
亀尾センセに、これは何のにおいかと尋ねますと・・・
 
「それは水の匂いですかね」
 
と、亀尾センセは言いますが、
雨は降っておりません。
そのかわり、うっすら霧があります。
水のにおい。
霧のにおいなのでしょうか。
うん、だったら、霧は甘い甘いにおいがいたします。
月がぽっかり浮かんでる夜。
高い建物がないから、とーくまで見える。
けどすぐに山でさえぎられる。
おお、山陰。
夜になると、
空よりも、山のほうが黒く見える。
夜なのに空は明るい。
不思議な町だ。

2014年4月15日火曜日

稽古のあとにはお腹が減ります

本日は夕方からのお稽古でした。
お昼間に小道具を探しにチェリヴァへ。
なんとドデカイ、ダイソーが!
素晴らしい!
何でもそろうダイソー。
ワタクシ、旅だというのにタオルを持ってくるのをすっかり忘れておりまして、
買いました。
100キンのタオル。
吸水抜群のタオル。
マイクロファーバー。
しかし風呂上りに体を拭いた時に、
なんだか自分が食器になったような気持ちになってしまったことは否めない。
本日から劇場にてお稽古でございます。
本番の場所でずっとお稽古できるこの贅沢さ。
ビバ、チェリバ。
濃密な時間をありがとうございます。
ぶっつづけのお稽古は、
イケナイと分かっていてもやってしまうものでございます。
そしたらまぁなんとお腹が減ることよ。
夜ご飯の常連、おくいは本日はお休みらしく
別のお店に初めてはいると、


結構注文してしまうこのありさま。
イノシシ・・・・・・・
イノシシ!!!
そりゃ食べるでしょうイノシシ!!
地元の人間じゃないことが、女将にはすぐにお分かりになったのでしょうか。

「うぐい、ってここらへんでしか食べない川魚のお刺身があるんですけど、食べますか?」

と、言われれば。
あゆ嬢とワタクシ。

「食べます!!!」

即答。

さっぱり。
川魚のお刺身って、たぶん初めて食べました。
さっぱり。
おいしい。
すてき。

2014年4月14日月曜日

稽古がはじまりましたー!!

先週から稽古がはじまりましたー!
チェリヴァさんの大会議室をお借りして、あゆさんや、西藤くんや、亀尾先生が怒涛の稽古をしております!
 
稽古終わりで外に出ると、
いい香りがするのでございます。
木の香りなのかしらん。
闇になると香りが増していくよう。
足元に注意して歩きます。
なんだか見えない生き物が行進しているように思えるからでございます。
どこに行ってもこうやって注意して歩いたら、色んなものを踏みつけないですむかもしれない。
忘れちゃうからなあ。
ニンゲンというものは。
 
今日も元気にまいりましょー!

2014年4月11日金曜日

雲南市木次へ!

あゆさんの車で、雲南市木次まで飛ばしてまいりました。
今までは冬の季節ばかり訪れておりました木次チェリヴァホール。
雪の道を走った記憶。
なんだか5.6時間かかったような記憶。
しかし、今は春。
あっっっっちゅうまについてしまいました。二日間ほどは、労働者西藤くんのお宅にお邪魔することとなります。
そしてここにも11ヶ月の天使さんがいてますの!
もうかわいーて!かわいーて!
稽古は明日から始まります!

2014年4月9日水曜日

みずたま

お誕生日。
いろいろプレゼントいただきましてー!
きあー!

草間彌生のグッズー!!!
素敵素敵素敵です!!!
草間彌生展にいったら体が浮いたような感じがしたのを思い出しますわ!!
水玉は宇宙。
そんで宇宙がいっぱいあるのですよ。
体の中にも水玉があるっていうことは、
体の中に宇宙があるっていうことなのだとワタクシ思いますの。
これで牛乳飲んだらうれしかった。


そしてかぼちゃのTシャツ。
すすすすすすす、素晴らしいTシャツ。
この夏はこれを着たおそうと思います。
もうこれ最高だ。
きのこかぼちゃ最高。


そして『祭礼2014』の時に、高安さんとみくちゃんからもらったブローチ!
どこにつけようか、迷います。



そうだわ。みくさんからペンケースもいただいたのでした。
きのこと、イニシャルのmと、りすのアップリケをつけてもらって、
ああ!そう!そうなの!りすが、取れてしまいました。
りす、行方不明なのかと落ち込みましたが、
幸いに、りすは、出口国剛さんにより確保されております。
みくさん、りすをまた再び付けてくだせい。



さて、島根に行く準備を始めます。

2014年4月7日月曜日

ここねさんからのお便りが!!

出口ここねさんからお誕生日のお便りが届きました!!

2014年4月6日日曜日

4月6日でーす。

よかったね。
はやめのバファリン。
というわけで、痛み止めを飲んで寝ますとね、
朝にはすっかり元気になりました。
頭痛持ちではないのですが、たまにこんな日もあります。
朝からお父様とお母さまからお電話がございまして、

「あんたいくつになったん」
「ええ!もうそんな年かいな」

という会話を毎年毎年毎年毎年毎年いたします。
去年もしたしたこの会話、でございます。

まぁよくここまで生き延びれたものだ。
死の沼に片足突っ込んでこのまま沈んでいこう思うのに、
もう片方の足は地面をつかもうとしているから死にきれず。
君は生きづらいだろうねぇと色んな人に言われることは百も承知。
だからこそ、偶然だろうが必然だろうが出会ったすべての人とモノゴトに敬愛。
許せないすべてのことは自分の中にある。
嫌悪するものはすべて自分の中にある。
自分の内側と外側のモノゴトを合致させていくのが生きていくことなのだろう。
か。
いや、まだよく分からないけれど。
すべて路の途中。
少なくとも。
花を歓ぶことは出来た。


食べて生きることに歓ぶことも出来た。


小さい人たちがいることを歓ぶことが出来た。
 

本当はシンプルに考えればいいだけで。
しかし世界は複雑だ。
たぶんそれは私が複雑に見ようとしているからだろう。

誕生日、

誕生日なのに頭痛。
おう。
こんな頭痛、1年に1度くらいなのに。
なぜに誕生日に。
おう。
おう。
おーう!

2014年4月2日水曜日

免許の更新はお忘れなく。

免許の更新。
門真まで行かなくても。
西成警察で、さっと済ませられるなんて・・・!
いつもこうすればよかった。

4月1日、エイプリルフールにはドーンセンターで演劇部をいたしました。
未来さんや出口さんに手伝ってもらいながら、
どうしたら効果的かなぁと試行錯誤。
ひたすら呼吸をコントロールする1日。
そして、5月のマリィヴォロンの稽古にもちょこっと着手いたしまして。
片腕に出口ここねさんを抱っこしながらの稽古でございます。

夕方からののさんと、高橋さんがやってきてまたまたひたすら
呼吸をコントロールする。
いろんな体を使いながら、こりゃあ何かと試せるわ。




そして帰りに飲むという大人の演劇部。
こんなデカいビールジョッキを飲み干せるなんて。
この量のコーラは決して飲めないが、
ビールは飲めるなんて、何かがおかしい。
健全な青少年の未来さんが、
「迫力のお二人が、迫力のビールを飲む」
と言っておりました。
うーん、迫力。

『祭礼2014』無事終了いたしました!

無事に終わりました!
観に来てくださったみなさま、本当にありがとうございました!
ああ、送風をつければよかったとブースで後悔でございます。
この季節、エアコン管理がむずかしございますね。

去年の『祭礼』とは、ガラリと変わったような。
でも根本はやはり変わらないような。
前回は岸本くんと高安さんペアでして、
この二人が並ぶと空間が二段階上へと飛ぶのです。
床から1センチ浮いているのですよ。
今いる場所から、まったく違う空の向こうのほうへと
連れて行ってくれるようでした。
今年は、地上を歩いている人がいないかと探して前田さんをゲットいたしました。
足の裏でかたーいアスファルトを踏みしめているような人と、
高安さんをペアにすると、いったいどんなものが生まれるのかという、
好奇心でございます。


一番初めのテキストは、
高安さんと前田さんの会話を書いた。
けれどしっくりこない。
あたしが前田さんに言わせたいことを書いたみたいでしっくりこない。
他に方法があるだろうと前半は項目だけを書いた。
単語のみ。
ト書きと単語ばかりのテキスト。
たしかテキスト上は、「恋」から始まり、
「能」「肉体」「身体」「血」に流れて、

「あなたは誰だ」

という問いかけの項目で会話が終わる。
それ以降のテキストは上演の流れそのもの。
稽古はじめの一日目に、
「じつはテキストには項目しかないので、中身はお二人のフリーで」
と言ってみる。
そんでもって、上演と関係なるの、ないの? みたいな話を続けて、
でもやっぱりそれは上演についての話。
1時間ほど古後さんたちも交えて役者さんと話して、さぁ、突然稽古を始めるのでした。

2人の会話は毎回公演即興でございました。
稽古でいろーんなバージョンを試みてみる。
字幕で出てくる項目もギリギリまで決めない。
順番もその稽古によって違う。
「あ、今、この話が広がりそうだから少し聞いてみよう」
とか、
「あ、これ膨らみそうだから、こんな単語を投入してみよう」
とか、
じっと見ながら、ワタクシが単語を口にする。

と、

お二人はその単語をさっととらえてまた会話を進めるのでございます。
だから会話はとっちらかっている時もあるし、
飛んでる会話になっている時もある。
でもどんな内容になっても、
会話は流れている。
飛ぼうが、とっちらかろうが、
会話が流れる。
日頃の会話は転がってかわっていく。
そういう稽古を繰り返していくうちに、

ふたりの違いと、ふたりの似ているところ。
人間そのものの違いなのか、
役者と巫女の違いなのか。
男と女の違いなのか。
喋っているその人が見えてくる。
と、同時に、見えなくなる。

これは、誰のナンの会話なのだろう。

と思った時に、

「暗転です」

という合図を言う。
そうすると、
本当のフィクションが始まりだすのです。
本当のフィクションだって。
ヘンな言葉。
フィクションというか、物語が始まるんです。
「祭礼」において、物語、というか、ドラマはたったひとつなんです。
去年でいうのなら、岸本くんの長いセリフ。
今回でいうなら、前田さんの長いセリフ。
ドラマはそこにしかない。



高安さんはそのドラマのために舞うのか、
それともあのだらりとした会話の続きのために舞うのか、
そんなこたぁどっちでもよろしいのよと思う。
舞の間に、アナタは何を思ったかのほうが重要。
高安さんが言うには、舞っている空間に彼女はいないのです。
では、誰がいるのか。
神はちらりとのぞくだけ。
誰がいるのか。
その場の人たちがいる。
村の寄合い所みたいなものかな。

さて、次は『旅する劇場』
祭礼、島根へ行く。