世界一小さなアートパレードは終了いたしました。

世界一小さなアートパレードは無事終了いたしました!
芸の真髄も終了いたしました!
ご来場くださいました皆様、本当にありがとうございました!


MANくんのドローイングを背景に、
松原くんの一人芝居、北さんのパントマイムが繰り広げられました!
どちらの作品にもぴったりんこでございましたが、
北さんのアンコールでのパントマイム『原爆』に、とにかくぴったりハマっておりました!
『原爆』の作品を知っている後藤七重さんが教えてくれたのですが、
もっと長い長い作品だそうです。
今回はショートバージョンでございました。
始まった瞬間に、
あ、アメーバ―だ、単細胞生物だ、と思ったのでございます。
そこから人間の進化が始まるのです。
肉を取り合って、奪い合って、初めは食べ物、それがどんどん進化して、
短剣になって、長い剣になって、弓になって、銃になって、大砲になって、ボタンになる。
心がぶるぶるいたします。
持ち方を少しかえるだけで、どうして見え方が変わるんだろう。
不思議だ。
人間の体のひとつひとつが不思議。
ボタンを押した指は、そのまま沈んでいく。
深く深く沈んで、胎児になる。
空へ上って行くのは、あれは私には地球に見えた。
ひとことも話さないのに、体が物語っている。
観ている間、私の息はとまっていたような気がする。
ほんの短い時間のなかで、歴史を見た。
本当に素晴らしいものとはなんだろうかと考える。
私にとって。
それ以外の基準は知らないし。
パフォーマンスを終えた北さんの黒目は、出口ここねさんとおんなじように
おっきくてまんまるでございました。
そして今年の芸の真髄には、NIMAさんが飛び入り参加してくださいました。
打ち合わせもなく、ひょいと踊る。
なのに、北さんとぴったり合う。
お二人とも、遠くを見るのでございます。
見る、だけでこちらが想像してしまうのでございます。
視線ひとつが表現になる。
ああ、そうそう、子どもがどこかを見ているのと似ている。
なにかを見ている。
そこにはないものを見ている。
ないけれど、きっとあるんだろう。
見えているんだろう。
と、思ってしまうのでございます。
幸福な1日。
みなさま、ありがとうございました。


コメント