ライオンのいる場所

空の驛舎さんのお芝居。
本当に素晴らしかったんです。
日曜日までウイングにて。
お時間ございましたらぜひ。

親の気持ちは、切実な気持ちは、私には分からなかった。
想像は出来る。
子どもたちの気持ちは、私には分からなかった。
想像をしてみる。
しかしそれは私の想像だけが飛び跳ねて、子どもたちにはつながらない
想像だろうなと、いうことだけが分かる。
劇中、父親が出てくるたびに、その気持ちを想像は出来るが分からなかった。
ということだけが分かった。
その、親と向かう先生たちの気持ちが、分かる。
先生という職業についたことがない私にも分かる。
分かるのだ。
社会っていう見れもしなければ触りもできないものの中で息をして、
未来っていう見れもしなければ触りもできないものを創ろうとする間で、
自分がぎゅんとふたつに伸びてバラバラになるのだ。
学校という場所で働くのは特殊なんだろうなと思っていたけれど、
これを見て、先生という職業が本当に特殊かどうか、そんなことはないなと思うのだ。
社会っていう見れもしなければ触りもできないものの中で息をしてる。
それだけはどんな職業だろが、かわりなし、なのだ。

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