『窓の彼方へ』と献血

『窓の彼方へ』を観にあうるすぽっとへ。
世界的ピアニストの仲道郁代さんと私の心の師匠の内藤さんの共同企画でございます。
音楽が語りセリフが歌うドラマですの。
ずーっと昔からこの企画はございまして。
なのにワタクシ初観劇でございました。

音楽の嗜みがないワタクシ。
そんなワクタシでも、ピアノが響きましてよ!
音符に物語が乗ってるようでした。
音楽が語る、というキャッチーなフレーズに頷きましたの。

お友達にお知らせしようと思ったら明日のお席は完売ですってー!
ンまー!!

ほくほくして歩く帰り道に、見つけましてよ。
献血広場。
ワタクシ、献血大好きっ子でございます。
ぶっとい針に突き刺されて、半透明のチューブに
赤い血が流れていくのを見るのが大好きです。
チューブが二の腕のうらっかわにあたって、
生暖かい感触を味わうのが大好きです。
あー、血が流れてらー。
あー、生きてらー。
と思うのです。
その血が、どうやってどこに運ばれ誰の体へと注ぎ込まれるのか。
数十日をかけて、ワタクシの血が誰かの体内でその人のモノに
なっていくのを想像するのです。

不純な動機でしょうか。。。ええ、全く。
だけど青白い顔の男の看護師さんに
「朝ごはんがカロリーメイトなんてだめぇぇ」と
ねばっこく言われひるむ。
ひるんじゃいかん!
採って!採ってよぉ!400採ってよ!
めちゃくちゃ楽しみにやってきたんだよぉ!
と、懇願する。
青白い男の看護師さんはガンとして、

「ぜったいだめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ血には栄養があるから倒れちゃうからだめぇぇぇぇぇぇ」

迫力に押されて敗退。
ピンク色のナースのおねえちゃんから粗品をもらい、
「本当にありがとうございます。またいらしてください」
と深々と頭を下げられる。

ああ、不純な動機で申し訳ない。

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