ガス・ヴァン・サント 『永遠の僕たち』

『永遠の僕たち』

死に取り付かれた青年と、不治の病に侵された少女の恋を描いております。
でもただの青春映画じゃございません。

いつでも僕たちは「死」のすぐそばで生きているのだ

と、感じる映画でございます。そして、

必ず僕たちの中には「愛」がある

と、感じる映画でございます。それは、

時間とか、距離とか、人種とか、さまざまであっても、

僕らは愛おしいものを抱きしめたいのだ

と、いうことなのではなかろうかと。

思うのでございます。

主演は、イーノック役のヘンリー・ホッパー。
デニス・ホッパーの息子さん。
おどっとした瞳と、クイっと動く顎がセクシーです。

で、不治の病のアナベル役のミア・ワシコウスカ。
映画の中で、「死のシーン」の時かわいかったなぁ。
『アリス・イン・ワンダーランド』も観に行ったなぁ。

そしてとっても重要なヒロシ役の加瀬亮。
主人公のイーノックにしか見えない特攻隊の幽霊さん。
バスタブで膝を抱えているシーンが大好きです。

ラストシーンのイーノックのこぼれた笑顔は、
絶望の次の光が見えて、泣けた。

銀粉蝶さんがおすすめしてくださって、観れて良かった。

コメント