バレンタインという日

子供の時代から、橋渡しという役をやっておりました。
こんなバレンタインの日。
「ちょっと来てくれへん?」的な声掛けでございますね。
あるいは手紙を渡す伝書バト的な。
いわゆる、告白チーム結成ですね。
告る主役、橋渡しのストーリーテラー、見守る観客、
といった感じでございましょうか。

デラックス松子がおっしゃっていたように

「学生の頃の恋愛なんてクソみたいなもんよ」

確かに。それでもまぁ楽しい時間でございましたね。
やれ、誰それに告った振られたくっついた。
女子中高学生はそんな会話が楽しいのでございます。

笑えない告白チームもございましたが…

中学2年生、多感な14才の頃でした。
チラホラ彼氏が出来たりする年頃でございますね。
仲良したちとその日もおしゃべり。
うっちゃん、というお友だちは彼氏が出来たばかりでウハウハ…
と思っていたら、
「なんかな、デートしようって言うても行ってくれへんねん」
いつの年代も、女は愛を試したがるものですねぇ。
「あたしのことホンマに好きなんかな?」
5人ほど集まっていた私たちは幼さゆえにトンデモナイ提案を
してしまったのでございます。
それは、新たな女の出現を私たちが創り出す、とゆう
恐ろしい提案でございました。

友人1「だから、誰かが、うっちゃんの彼氏に告白の電話するねん」
友人2「ちがう中学校ってことにしようや」
友人3「バスケの試合の時に見て好きになったってことにしよ」
友人4「え、でも、誰がそのうそっこの女をする?」
ワタクシ「やるやるー!」

うっちゃんのお家は、電話がふたつあり…
いわゆる、子機。そしてその子機は、なんと…
親機の会話が盗み聞き出来るという恐ろしい電話でございました。

ワタクシたちのミッション、新たな女になびかないで作戦が、開始されたのでした。

そして明日へ続く。

コメント